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雑記

産後妻が冷たい変わってしまった…本当の原因と妻の心理。

『こどもを産んで妻が変わってしまった』

『優しかった妻がいつもきつい言い方をするようになった』

『いつも不機嫌だから一緒にいるのがつらい』

こどもを産んでからの嫁の態度に愛情がさめてしまいそう!

あなたが妻が変わってしまった…と感じているとしたらそれは 

あなたのせいでも

奥様のせいでもありません。

が、違いなくあなたと奥様の問題です。

こどもを授かり、同時に親になったはずの私達。

「パパ」と「ママ」になって、いったいどこですれ違ってしまったのか。

本記事では「母になった妻」に、産後どんな変化が起こっているのか、

  • なぜ妻はいつもイライラしているのか
  • どうしてこんなにも変わってしまったのか

の部分を、産後のリアルと共に妻目線でお話させていただきます。

産後の奥様には、旦那様の想像以上の環境の変化とそれに伴う気持ちのカラクリがあるのです

「なんで妻はいつも不機嫌なんだ?!こんなに冷たくなってしまったんだ!」と

困り果てている旦那様にママのリアルを知ってほしいのです。

旦那様にはチクリと重たい話になってしまうかもしれませぬがあしからず。

この記事にたどり着いてくれた、

【現状をなんとかしたい】とお思いのあなただからこそお話させていただきます。

では、お付き合いよろしくお願いいたします。

以下、【旦那さま=パパ】【奥さま=ママ】とさせていただきます。

妻が変わってしまった…それほどまでの環境の変化とは

パパにわかりやすくいうと、ママの環境の変化って

入社したて新人ほやほやの俺がいきなり社長になっちゃったかんじ

とはいえそんな状況になることは到底ないのでイメーしずらいかもしれませんが、

右も左もわからないのにいきなりみんなをひっぱるリーダーになる感じです。

あなたがいないと会社は詰むのです。そんな責任重大な仕事をいきなり任される感じですね。

  • 君がしっかりしないと会社潰れるよ?
  • え、発熱?でもやるしかなくない?社長でしょ?
  • 社長業に休日はないからね、適当に時間みつけて休んで
  • 仕事が終わらない?毎日徹夜でつらい?でもやるしかなくない?社長なんでしょ

まあざっくりいうと産後のママというのはこんな状況ということです。

いきなりこんな状況に放り込まれているのです。

  • 異次元レベルで環境がガラッと変わる
  • それを必死に受け止めながら

赤ちゃんのお世話をしているのです。

「母親なんだからできて当たり前でしょ?」じゃないんすよ。


あなたの奥様はこんな過酷な世界に身を置いているのです。

ママとパパ、産後変化の差

まずパパに知って欲しい。

しあわせなのは大前提として聞いてほしい。

赤ちゃんを産んではじまる生活は、産前思い描いていた

「明るく幸せな」ものからあまりにもかけ離れてるっつーことを!!!

育児がスタートしてママが直面する環境の変化はこれまでの生活すべてがかわってしまうほどです。

180度変わってしまうようなレベルです。

24時間体制で絶対的に守ってやらねばならぬ存在ができるということは、いままでの生活の延長線上に成り立つレベルのものではないのです。

ママたちは身をもってそれを体験しています。

「明るく幸せ」なはずの育児。

なのにいつも辛そうなママの姿に困惑しているパパ。

おなじようにママも困惑しています。

産前思い描いた育児とのギャップに。

「明るく幸せ」なだけではない育児の世界に直面しているママ。

とにかく

  • 睡眠不足できついのに
  • まとまった休息もとれない
  • 誰かが代わってくれるわけでもない

まさに出口のないトンネル。ゴールのないマラソン。

体も心もギリギリの危機的状況に追い込まれていること、ママ自体も自覚していないことが多いのです。

だからママ自身も困惑するのです。

  • 赤ちゃんにイライラしてしまう
  • 私って育児向いてない
  • 何もわかってくれない夫にイライラする
  • 母親やめたい
  • この状況から逃げ出したい

こんな風に思ってしまうことに。

赤ちゃんにもパパにもイライラしてしまうなんて自分は最低だと。親失格だと。


変化が大きいママに比べると、

パパの環境の変化はそれほど大きくありません

だからパパは「明るく幸せな」育児のイメージの中に取り残されていくのです。

この変化の幅が、2人の「ズレ」につながっていきます。

赤ちゃんを迎えたママにどんな変化が起こっているのかみていきましょう。

ママは自分の時間がない

まず第一に産後のママは自分の時間がなくなります。

子育て中の女性に時間や余裕があると思っているやついる?

いねーよな?!??!現実は正反対だよ。


パパはいいよね自分の時間があって。わたしだって自分の時間欲しいよ!

だから次の休み俺がこどもみてるから美容院でも行ってきたらいいじゃん。

友達とあってくれば?(ちゃんとママに休日あげてるほうなのにな)


まぁ、こんな感じの夫婦の言い合いはありふれたものだと思います。

美容院にも行きたいよ。行きたいけどそういうことじゃないのです。

嘘みたいな本当の話をすると

こっちはトイレさえ自分のタイミングでいけないっつーの

赤ちゃんが泣いた瞬間、時間も行動も拘束されてしまう世界を生きているのです。

やっとごはん食べられる~と思ってもまたお預けくらっちゃったり。

コーヒー1杯さえ飲めない。

いつまた泣くのかハラハラしながら合間に家事して、常に赤ちゃん時間で生活しているのです。

赤ちゃんと昼寝??
言い方悪いけど、タイミングの読めない時限爆弾と寝ているようなもんなのよ。
全然気が休まらないわよ。ようやく確保できた時間でさえ、容赦なく強制終了させてくるのよ育児って。


ママたちが言う、

「パパは自分の時間あっていいよね」の真意は、

パパは「自分の時間で過ごせていいよね

ってこと。

「パパ、ゆっくりご飯たべられていいね」

「好きなタイミングで眠れていいね」

「いつでもトイレいけていいね」

「ひとりでお風呂入れていいね」

「仕事いけていいね」

ねぇパパ。

そんな普段と変わらない日常生活送っていることがどれだけうらやましいかお願いわかってほしい。

こんなレベルの低いことでイライラしてしまうほど、ママたちに自分の時間はなくなってます

ママの時間は赤ちゃん時間にシフトしているのです。

  • ごはん
  • トイレ
  • お風呂
  • 睡眠

こんな日常すらままならない非常に危機的な状況なのです。

それが同じ空間でパパだけに成立している状況に、ママたちは怒り心頭ってわけ



「普通の生活、まじでうらやましい。」


産後妻が変わったのは、ホルモンバランスのせい?

産後の女性が不安定になる原因としてホルモンバランスの乱れがあります。

生理前にバランスが崩れるそれとはまるで比べ物にならないほどの急激なバランスの変化があります。

こうしたホルモンバランスの乱れでイライラしたり怒りっぽくなったり涙もろくなったり。

ジェットコースター級の心の変化があります。

それに加えて身体の変化が加わり、お産の疲労も抜けきらないままの状態で育児がスタートします。

「なんだか妻が変わった気がするけど産後は『ホルモンバランスが変化してる』からしかたないか」と、すべてをホルモンバランスのせいにして通り過ぎてはなりませぬ。

もちろんホルモンが与える影響は大いにありますが、問題の本質から逃げてはなりませぬ。

ママが常に感じる「パパだけずるいよ」

ママにはパパに対する強烈な

アンフェア感があります

ここまで説明してきた通り、ママは自分の時間が思うように取れません。

なのに同じ部屋、一緒に親になったはずのパパが「普段と変わらない生活」を送っていることに強烈なアンフェア感を覚えるのです。

パパに流れる時間だけ、まるで変わっていないことにイライラが募るのです。

ねぇ私こんなに大変なのになんで気づかないの?

さっきから抱っこしてるよ?

ごはんの時だって抱っこしたままだよ?

え?パパ寝落ちしてない?うそでしょ…私だって寝たいのに…

信じられない、なんでこんなに鈍感なの?無神経なの?なに自由に生活してんの?



パパには到底信じがたい事実だと思いますが、

パパが産前と変わらない生活をしていることにママたちは「イライラ」しっぱなし!

なのです。

もちろんパパに悪気があるわけでもなければどうすりゃいいんだよって話ですが、

育児が始まったママはそのくらい過酷な環境の変化の中を生きているのです。

パパって本当、何もわかってくれない


こうして夫婦の溝は気づかぬ間に深くなっていくのです。

ママが日常生活さえままならないことをパパが気づいていないこと自体がママにとっては大問題なのです。


疲れ顔のママに向かって、間違っても

「赤ちゃんと一緒に寝たらいいじゃん」などといってはいけませぬ。


飲み会?行っていいと思っているの?

「でも、俺だって仕事の付き合いがあるし…」「仕事のストレスもあるし」「これでもだいぶ飲み会の頻度は減ったよ」「帰ったら育児手伝ってるじゃん。たまに飲むくらい許してよ家族のために働いてるんだから。」


いやいや何言ってるの?そんな時間あるなら育児手伝え???


という気持ちを抑えて抑えて抑えてあなたを送り出しているのです。


ていうか本当は「飲み会行っていい?」と相談する前に断れ?っていうのが本音なのよ。

産前は、ママにだって同じような時間が流れていたこと思い出してみてください。

仕事おわりに同僚とご飯に言ったり、ふらっとショッピングをしたり。

そういった自分だけの自由な時間が、永遠になくなってしまったような、まるで別世界にきてしまったかのような感覚に絶望すら抱いているのです。

なのに「今日飲んでくるから!」というお気楽なパパの姿に憤りを感じているのです。

行くなといっているのではありませぬ。

付き合いもあるしパパだって疲れてるし息抜きも必要、仕方ないってこと、ママだってわかってます。

でもね

その変わらない身軽さが心底うらやましいのです

自由に予定を組める感じが、

何も考えずに酔っぱらえる感じが、

心底うらやましくて憎いとさえ思ってしまうの。

決して誰かがかわってくれるわけではない育児。

唯一頼れるのは、親であるあなた、パパなのです。

そんなパパが、無邪気に酔っぱらっている姿は無神経すぎるのです。

その身軽さはうらやましすぎるのです。

いつまで独身気分なわけ??


ママの話、ただ聞いてない?

「昨日の夜さ、ぜんぜん寝てくれなくて。ずっと授乳してたよ。」

「置くと起きちゃうから抱っこのまま寝たよ」

「今日はなんだか1日中ぐずぐずしてたんだよ~」

「ごめん、夕飯作る時間なくて簡単なものしかできなかった」


仕事から帰ると妻が何やら話してくる。

こんな場面、身に覚えがないでしょうか。

そっかそっかーーって聞き流してはおられませぬか。

ママの話は状況報告でも愚痴でもない!

育児の想像以上の大変さをパパにもわかって欲しい、パパへの訴えなのです

理解して共有して、ねぎらって欲しいのです。

ただの状況報告じゃありませぬ。


ねぇ。毎日赤ちゃんと一緒に寝ているだけだと思ってない?

赤ちゃんと遊んだり、散歩したり、穏やかな時間だけをすごしていると思ってない?

赤ちゃんは可愛いけどなんだか辛くなるんだよ。

一緒にわんわん泣いてしまう時があるんだよ…。パパには言えないけど…。


すっごくすっごく大変なんだよってことわかって欲しい。気づいてほしい。

「1日中泣き声聞いて抱っこして授乳して夜も寝れなくてしんどい。辛い。」

こうした気持ちの背景に気付いてほしいのです。




だけどそんなこと口に出してしまったら

「ダメな母親」みたいで言えないの。

パパだって仕事で疲れてるだろうし。私は働いてないんだから育児くらいはちゃんとやらないと…。

こんな気持ちが邪魔をして「助けて」っていえないのです。

だめな親って思われてしまいそうで「つらい」っていえないのです。

だから必死に『ヘルプ』をだしてるのです。

パパに気付いてほしいの。

パパが自ら気づいて自分から助けに来て欲しいのです。

パパからしたらとても分かりずらいけれど、

全部ママからの『ヘルプ』なのです。

「今日ずっとぐずってて大変だったんだ。」

「昨日夜は全然寝てくれなくて…。」

これをただ聞いているだけのパパに対してママは

「なんでわかってくれないの?」「なんで助けてくれないの?!」という気持ちでいっぱいです。

パパへのイライラは募り、溝は深まり、一緒にいるのに孤独感は強くなっていきます。

なぜわからないの!?普通気づくだろ?くらいの気持ちよ。

「パパはどうせわかってくれない」という気持ちになったママは

パパへのあたりが強くなったり不機嫌になったりしてしまうというわけなのです。

パパのわかってくれない感はママのイライラや孤独につながっているわけです


パパの休日はママの休日でもある

働くパパにとって休みの日くらいゆっくりしたい、その気持ち当たり前だと思います。

しかしママにとっても、『パパのおやすみ』はとっっても貴重な日なのです。

毎日赤ちゃんのお世話で手一杯のママにとってパパのおやすみは

  • 『育児を代わってもらえる』
  • 『誰かと育児できる』

貴重すぎる日なのです。

なのに「ゴルフがあるー」だの「昼食は簡単なものでいいよー」だの「スマホゲーム」だの。

優しかった妻が怖い?そりゃそうなるだろよ???

やっと訪れた貴重な休みの意味合いがまるで違います。


パパが3時間も昼寝しようもんなら貴重な時間があっけなく過ぎさってしまったことにママは絶望とイライラです。

「私だって寝たいのに!」「お休みの日くらい育児してよ!」

でも手伝っても不機嫌じゃん

細かいことに気の回らないパパ、指示待ちパパにママはイライラしているのです

言われた通りに動いてるのになんか不機嫌だし、いちいち細かいんだよな(心の声)

わかる、わかるよ。

ほんと細かいのよねママって。

ねぇ、替えたオムツやりっぱなしにしないで捨ててくれない?

下着のボタンちゃんと留めてよ。

これさっきやってって言ったじゃん!?

ねーなんでこれやりっぱなしなの?



もうさ、

うるさいし細かいよ!いちいちイライラしないでくれ!!!やってるじゃん!?



こんな気持ちをぐっとこらえてママを余計怒らせないよう、言われた通りに動いているんじゃないでしょうか。

(ぐっとこらえているパパ…ありがとう。)


この時のママの気持ちを代弁すると

「なんで言わなきゃわからないの??」です。

「せめてわかろうとしてよ?自分でも考えてよ」です。

ていうかこれ言ったの何回目だと思ってんのかしら?覚える気、ある?


あとパパの作業レベルの低さが気になって気になって仕方ないのです。

ママだって初めての育児。

それを必死に頑張っているのになんでパパは受け身なんだろう。

パパのどこか他人事な様子にママは失望しているのです。

そんなことない!俺だってやってるよ!の10倍はやらないと伝わらないわよ。


無収入のつらさ

夫婦関係に経済的な上下関係が生じてしまうとママは自分の価値がなくなったような気持ちになるのです

出産を機に仕事を離れる女性がほとんどだと思います。

ママだけが急に収入をなくすということです。

働いていた女性にとって、

  • 収入がなくなること
  • 夫のお金で生活していくこと

は実は大きなストレスになったりするわけです。

ママは稼げない自分がすごく嫌で、でもそれをどうすることもできない状況なのです。

パパからすると仕事に行かなくていいなんて最高じゃん!と思う人もいるでしょう。

この【養う・養われる】という関係性はちょっとしたところで現れるようになり、夫婦のバランスに大きく影響していきます。

夫婦関係に経済的な上下関係が生じてしまうとママは自分の価値がなくなったような気持ちになるのです。

収入をなくしたママは常に引け目を感じています。

お金の使い方ももちろん変わります。

パパの稼いだお金という意識が強いですからまず自分の為にお金は使わなくなります。

たった数百円のものでさえ、我慢しているというのに

パパがこれまでと同じようなお金の使い方をしていること自体が羨ましくて憎いのです。

この金銭感覚の差は夫婦のバランスに大きく影響を与えていることを知りましょう。

とはいえパパのほうだって仕事が忙しくてなかなか育児への時間がさけず、家庭への引け目を感じている場合もあります。

本来お互いに引け目を感じる必要はないと思うのであります。

パパからすると羨ましい「働いてないママ」でも、

ママからすると羨ましい「働けるパパ」だったりするのです。

夫婦のバランスってムズカシイのよ。

産後はママの環境がガラリと変わるので余計にバランスが崩れがち。

産後妻は変わってしまった…?!
そうじゃない。ママは「2人で一緒に親になりたい」

ママは「パパと2人で一緒に親になりたい」だけ

産後のママは、選択の余地もなく変わらざるを得ません。

そうした変化に直面している間、パパは産前の時間取り残されたままになってしまうことがあるのです。

【育児=幸せ】なイメージに包まれたままなのです。

もちろん幸せは大前提で、でもそれだけじゃないリアルをもっと知って欲しい。

妻が母になり、必死にその時間の中を生きているということを知って欲しい。

パパが『こっち側』に来てくれないことがママにとっては、イライラ不機嫌の原因なのです


【親】になって生じた変化を一緒に共有したいのです。

2人で寝不足になりながら、

「昨日は大変だったねお互いお疲れ様」そんな夜があればママはパパがこっち側にきてくれた、と気持ちの面でだいぶ救われるものです。

ゴールのないマラソンをしているような気持ちのママと一緒にパパも走って欲しいのです。

『ゴールは絶対あるよ大丈夫頑張れ!』などという的外れな応援はいらないのです。

大変な育児期をママ1人で耐えたという記憶は一生夫婦の間に溝を残します。

「あの時は大変だったよね頑張ったよね」といつか笑いあえる2人でいられるために

【今】をしっかり共有してほしい!!!

ママの役割・パパの役割それぞれを抱えて生活していますから、2人のスタイルをみつけて足並みそろえていくしかないのです。

おわりに

ここまで読んでくださりありがとうございます。

パパには少々きついことを長々とネチネチと書いてしまいましたぞ、ゴメンナサイ。

しかしここまで読み進めていただいたあなただからこそ【現状をなんとかしたい】という気持ちがあったのではないでしょうか。

そうした気持ちはきっとママに伝わります。

そんなあなただからこそ【親になった妻】の変化が理解できたんじゃないかと思います。

いつも不機嫌で冷たいと感じる妻の背景にはこうした気持ちの変化があるのです。

この気持ちの【ズレ】からどうか目をそらさないで。

面倒くさいからって見過ごさないで。



ちいさな家族を迎えたあなたの家庭が笑顔で溢れますように。

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